01. 株価の動きをチャートで見てみよう
チャートは、株価が時間とともにどのように動いてきたかを見やすくしたものです。
数字だけで株価を見るよりも、チャートにすると、「最近は上がっているな」「少し前から下がっているな」といった流れが分かりやすくなります。
株価チャートでは、値動きをローソクのような形にまとめた「ローソク足」がよく使われます。1日ごとのチャートなら、その日の株価の動きを1本で表します。
最初からローソク足の細かい形をすべて覚える必要はありません。
まずは、「株価は時間とともに動いている」ということと、チャートは「今どんな流れになっているのかを見るためのもの」と覚えておけば大丈夫です。
02. 上がっている?下がっている?流れを見よう
株価の流れを大きく分けると、「上がる」「下がる」「横ばい」の3つがあります。
株価が少しずつ高くなっているなら、上がる流れです。反対に、少しずつ安くなっているなら、下がる流れです。
同じような価格の範囲を行ったり来たりしている状態を「横ばい」といいます。細かく上下していても、全体としてはあまり変わっていない状態です。
日々の株価は細かく上下するので、1日だけを見て判断するのではなく、「少し長めに見ると、全体としてどちらへ動いているのか」を見ることが大切です。
03. 移動平均線で大きな流れを見よう
日々の株価は上がったり下がったりしているため、そのままでは流れが分かりにくいことがあります。そこでよく使われるのが「移動平均線」です。
移動平均線は、一定期間の株価を平均して、線でつないだものです。1日ごとのチャートでは、その日の取引が終わったときの株価を使うのが一般的です。
細かな値動きを少しならして見ることで、「大きく見ると上向きなのか」「下向きなのか」を確認しやすくなります。
たとえば、株価と移動平均線の両方が上向きになっている場合は、株価の流れが上向いてきていることを確認する材料のひとつになります。
ただし、移動平均線だけで株価の未来が分かるわけではありません。あくまで、今までの値動きを見やすくするための目安として使います。
04. 底値を当てようとしなくていい
株を買うなら、「一番安いところで買いたい」と思いますよね。でも、株価がどこで本当の底になるのかを事前に正確に当てるのは、とても難しいことです。
「ここが底かも」と思って買ったあとに、さらに株価が下がることもあります。
そこでカブ図鑑では、「一番安いところを当てる」ことよりも、「下がる動きが落ち着き、上がり始めたことを確認する」ことを大切にします。
底値そのものより少し高いところで買うことになっても、下がり続けている途中に、あわてて買うことを避けたいという考え方です。
もちろん、上がり始めたように見えても、再び下がることはあります。
そのため、ひとつの動きだけで決めず、会社の中身や株価の水準などと組み合わせて考えます。
05. 良い会社でも「いつ買うか」は大切
ここまでのSTEPをつなげて考えてみましょう。STEP2では、「良い会社かどうか」を確認しました。
STEP3では、「今の株価が高いのか、安いのか」を考えました。そしてSTEP4では、「株価が今どんな動きをしているのか」を見ています。
つまり、「良い会社 + 価格 + タイミング」の3つを組み合わせて考えることが大切です。
良い会社で、株価も割安に見えたとしても、まだ株価が下がり続けているなら、急いで買わずに様子を見るという考え方もできます。
反対に、下落が落ち着いて、上向く動きが見えてきたら、「買うタイミングを考えてみよう」という段階になります。必ず買うという意味ではありません。
株価の一番安いところや、一番高いところを当てる必要はありません。大切なのは、「会社の中身」「価格」「値動き」を順番に確認して、無理に急がず判断することです。

