01. 買ったあとも株価の動きを見よう
株は、買ったら終わりではありません。買ったあとも、会社の状況や株価の動きに変化がないかを確認します。
たとえば、会社の状況に大きな変化はないか、株価の上向く流れが続いているか、大きく下がり始めていないか、といった点です。
STEP4では、底値をぴったり当てるのではなく、上がり始めを確認してから、買うかどうかを考えるという考え方を学びました。売るときも、値動きの変化を見て考えます。
「一番高いところで売ろう」とするのではなく、「上がる勢いが弱くなってきた」「下がる動きが見えてきた」といった変化に気づくことが大切です。
02. まだ流れが続いているなら「保有継続」
買ったあとも株価が順調に動いていて、買ったときに考えていた理由も崩れていないなら、すぐに売る必要はないかもしれません。
たとえば、株価の上向く流れが続いている、大きく崩れる動きが見られない、会社に大きな悪材料が出ていない、といった状態です。
このようなときは、「保有継続」という判断が考えられます。今のところ、急いで売る理由が見つかっていないという状態です。
ただし、「保有継続」は、これからの値上がりを保証するものではありません。株価の動きや会社の状況は変わるので、持っている間も確認を続けます。
STEP5で考えた守るラインも、決めた考え方に沿って確認しましょう。
03. 動きが怪しくなったら「要注意」
株価が上がり続けていたのに、上がる勢いが弱くなってきたり、大きく上下するようになったりしたら、少し注意が必要です。
移動平均線を下回るなど、流れの変化が見えることもあります。移動平均線は、一定期間の株価の平均をつないだ線です。会社に気になるニュースが出ていないかも確認します。
このように、「今までと少し様子が変わってきた」と考える段階が「要注意」です。
要注意になったからといって、すぐに売らなければならないわけではありません。一つの値動きだけで決めず、買った理由や会社の状況も合わせて見ます。
ここで一度、買った理由や損切りライン、株価の動きを確認しましょう。
04. 下がる動きがはっきりしてきたら「売却を検討」
株価の下がる動きがはっきりしてきたり、買ったときの理由が崩れてきたりしたら、「売却を検討」する段階です。
たとえば、株価がはっきり下向きになってきた、決めていた損切りラインに近づいたり下回ったりした、会社の業績や状況に大きな変化があった、といった場合です。買った理由そのものが成り立たなくなっていないかも確認します。
「売却を検討」は、「必ず今すぐ売る」という意味ではありません。そのまま持ち続ける理由があるのか、売った方がよいのかを、あらためて考える段階です。
大切なのは、「戻るかもしれないから」という気持ちだけで持ち続けないことです。買った理由や、先に決めた守るラインに照らして考えましょう。
3つの段階は、判断材料を整理するための目安です。必ず順番に進むものではないので、急な変化があったときも、先に決めた対応を確認します。
05. 一番高いところで売らなくてもいい
株価が上がったあと、「もっと高いところで売れたのに」と思うことがあります。でも、株価の一番高いところを事前に正確に当てることは、とても難しいことです。
カブ図鑑では、「一番高いところを当てる」よりも、「下がり始めたことを確認して、売ることを考える」という考え方を大切にします。最高値より少し低いところで売ることになっても構いません。
ただし、下がり始めたあとに再び上がることもあります。図の形だけで、その後の値動きや利益が決まるわけではありません。買った理由や守るラインと合わせて考えます。
投資では、「底値で買って、最高値で売る」ことを毎回目指す必要はありません。会社を確かめる、株価の水準を見る、上がり始めを確認する、守りながら持つ、下がり始めたら売ることを考える。ここまでの学びは、このようにつながっています。
次のSTEPでは、これまで学んだことを実際に「カブ図鑑でどう使っていくのか」を見ていきます。

